ストレスコーピング研修

ストレスコーピング研修とは

ストレスコーピング研修は、2008年から2010年に(株)日立製作所で約1万4000人の社員に実施された「ストレスコーピング講座」がその発端になっています。自然災害に遭遇し心に強いダメージを受けた被災者を支援するために、立正大学心理学部小澤教授が実施してきたプログラムを、小澤教授と株式会社CDPサポート代表上田が企業向けに改訂し共同開発したものです。

株式会社CDPサポートでは、ストレスリリース研修を広く社会に普及するために、ストレスリリース研修の実施のほか、ストレスリリース研修を実施できるトレーナーの養成に取り組んでいます。

尚、普及活動にあたっては、研修プログラムの提供および専門的見地からの指導・助言を立正大学心理学部小澤教授より頂いています。

(株)日立製作所様のストレスコーピング講座の紹介

ストレスコーピング研修の発端である、(株)日立製作所様において、2008年度~2010年度に実施された「ストレスコーピング講座」について、(株)日立製作所様よりご了解を得た上で紹介いたします。
(株)日立製作所様の「ストレスコーピング講座」は、当時同社に在籍していたCDPサポート代表上田が、日立メンバーとともに、立正大学心理学部小澤教授と共同で企画・開発し、実施展開してきました。

⇒【詳細はこちら】(株)日立製作所様「ストレスコーピング講座」全社実施の取り組み

 

プログラムの特長

ここでは、CDPサポートのストレスコーピング研修の目的、前提にある考え方や特徴、よくあるメンタルヘルス研修とはどのように違うのか、ということをご紹介します。

CDPサポートのストレスコーピング研修の目的

働く人のストレスコーピング(対処)は、「どのように働くか」と「どのようにストレスに対処するか」の二つがテーマです。
研修では以下の3点を学び身につけて、研修後に実践に活かします。

  • 自分らしさを活かして働き、成果を上げる
  • 協働する(人の多様性を認め、活かして、成果を上げる)
  • 心と体の健康を保ち増進する

前提になる考え方

1.ストレスはなくならない 

ストレスを感じている度合いは人それぞれですが、人間の生活の全てがストレスになりえます。仕事をしていることはストレスに対処していることでもあります。健康に活き活き働くには、ストレスをなくするのではなく、上手にストレスに対処することが必要です。

2.ストレスコーピング(対処)は働く人の心と体の健康管理に必須

強いストレスがあったりストレスが長期化すると、頭痛や肩こり、胃潰瘍、過敏性腸症候群、うつ病、神経症などの病気になることもあります。仕事のストレスだけでなくプライベートな出来事もストレスになります。ストレスは自分でコントロールできない面もあるので、だれでもストレスで健康を害し病気に至る可能性があるのです。ストレスに対処することは働く人にとって心身の健康を保つために欠かせないものです。

3.快適に働き成果を上げる事がストレスコーピング(対処)になる

(1)自分らしさを活かして働き、成果を上げる ~ソリューションフォーカス~

  • 自分の持ち味や強みを活かして仕事をすることができれば、ストレスが少なく成果を高めることができます。それを実現する課題解決の手法として「ソリューションフォーカス」を用います。
    ソリューションフォーカスは1970年代にアメリカで心理治療法として誕生し、その後経営コンサルティングやコーチングにも用いられるようになった方法です。「自分の持つリソース(強み、知識、経験、成功体験など)を活かす課題解決法」といえるものです。

(2)協働する(人の多様性を認め、活かして、成果を上げる)

  • ここでいう「協働」とは、人の個性・多様性を認め活かして、互いに尊重しあい助け合いながら、共通の目標を協力して達成することです。
    震災など困難に直面すると、人は誰も一人ではなくたがいに助け合い生きていることを再認識します。しかし、日常の生活では忘れがちです。積極的に相手を認め活かす方法を学ぶことで、日頃の仕事の中での協働関係を築くことができます。協働関係の構築は、仕事の成果を高めるためにも職場のストレスを少なくすることにも役立ちます。
    ソリューションフォーカスをコミュニケーションに活かすことで、相手を認め活かして仕事に取り組む具体的方法を手に入れることができます。協働の力を職場に育むことが、一人ひとりを活かし、チームの力を高め、組織の成果向上に役立ちます。

(3)よくあるメンタルヘルス研修との違い

  • メンタルヘルス不調の代表とも言ってよい「うつ」がどのようなものなのかを理解した上で、職場でどのように対処するか(どのように発見し、どのように対処し、どのようにサポートするか)を学ぶメンタルヘルス研修をよく見かけます。
    このようなメンタルヘルス研修では病気や症状の特徴を理解するとともに、メンタルヘルス不調者の苦しみやつらさを理解しサポートするために、傾聴(アクティブ・リスニング)を学ぶものが多いようです。
    このような研修の目的をコンパクトにいうと「うつの人にどう対応するのか」がテーマです。うつの人と対処している場合に有効な研修になります。
  • これに対し、CDPサポートのストレスリリース研修は、

①快適に働き成果を高めてストレスを少なくすること
②ストレスに対処して心身の健康を保つこと       が目的です。

働く人すべてにとって有効な研修であり、「快適に働き」「成果を高め」
「健康を保つ」、この3つに対して、具体的な方法を提供します。

プログラム(例) 

ストレスコーピング研修(半日コース)

●ストレスへの対処方法
・ストレス理論 ・自己分析 ・リラクセーション法

時 間 項 目 内 容
PM ストレス理論 ストレスのメカニズム
ストレス
コーピング
「ストレッサー」「心と体の仕組み」「ストレス反応」に対するコーピング解説
リラクセーション法 リラクセーション法体験(呼吸・瞑想・筋弛緩・統合リラクセーション

 

ストレスコーピング研修(1日コース)

●肯定的なものの見方とストレスへの対処方法
・ソリューションフォーカスの考え方(肯定的なものの見方 ・自他肯定の人間関係)
・ストレス理論 ・自己分析 ・リラクセーション法

時 間 項 目 内 容
AM オリエンテーション 講座の目的、概要
SFの概要 SF(ソリューションフォーカス)の考え方(解説と演習)
自分への
OKメッセージ
自己肯定感を持ち、他者を肯定する(個人作業とグループ演習)
PM ストレス理論 ストレスのメカニズム
ストレス
コーピング
「ストレッサー」「心と体の仕組み」「ストレス反応」に対するコーピング解説
リラクセーション法 リラクセーション法体験(呼吸・瞑想・筋弛緩・統合リラクセーション

 

ストレスコーピング研修(2日コース)

●肯定的人間関係・コミュニケーションとストレス対処
・ソリューションフォーカスの考え方と実践(肯定的なものの見方 ・自他肯定の人間関係)
・アサーション ・ストレス理論 ・自己分析 ・リラクセーション法

時 間 項 目 内 容
1日目 AM オリエンテーション 講座の目的、概要
肯定的人間関係 聴く態度の重要性を体験する
SF(ソリューションフォーカス)の考え方(解説と演習)
自己肯定感を持ち、他者を肯定する(個人作業とグループ演習)
PM 自己表現
(アサーション)
アサーションとは
3つの自己表現
認知
DESC(葛藤状況での表現方法)
2日目 AM ストレス理論 ストレスのメカニズム(「ストレッサー」「心と体の仕組み」
「ストレス反応」)(解説と自己分析作業)
PM ストレス
コーピング
「ストレッサー」「心と体の仕組み」「ストレス反応」に対するコーピング解説(自己分析作業とグループ演習)
リラクセーション法 リラクセーション法体験(呼吸・瞑想・筋弛緩・統合リラクセーション